こんにちは、miyagawa です。

ついに、Google が IPO 申請しましたね。

Webという広大なナレッジ空間において、検索の果たす役割は、年々大きなものになってきています。データの量が大きくなれば、必然的に検索が重要になってくるわけです。Web の話ではありませんが、自分は以前、メールソフトに Wanderlust という Emacs の上で動くソフトウェアを使っていたのですが、あるときからフォルダ振り分けのルールや、ブラウズ時のフォルダ移動の時間に違和感を覚えて、Becky! というソフトウェアで、振り分けナシで利用するようになりました。

振り分けナシと聞くと、「エー」という人も結構いるんですが、検索がサクサク動く環境さえあれば、振り分けないですべて受信箱(Inbox)にいれて、必要時に検索してさがす、方が効率が良いように感じます。ただ、この方法では個人宛のメールをどうしても逃してしまうので、To: に自分のアドレスがある場合はカラーラベルでメールに色をつける、といった工夫が必要です。

さて Google に話を戻しますが、いまや日本も海外も検索エンジンは Google ほぼ一色の独占状態となっていますが、最近ようやく、Yahoo! が新たに Yahoo! Search Technologies という検索エンジンサービスを開始したり、Amazon は書籍検索やパーソナライズとの連動可能性を感じさせる A9 (A9 は Algorithm の意)を開始したりと、また再編の動きがでてきています。

いずれにせよ Google だけという一社独占な状態は、利用者も情報提供者にも、いい影響を与えないと感じます。たとえば筆者が運営している日本語Blog サイトの検索エンジンである Bulkfeeds では、Ping サイトから更新情報を取得し、RSS フィードから検索対象のテキストを拾っている点で、速度や情報の正確性は Google などのクローラ型データベースより有利です。商品購入などの際のクチコミ情報のデータベースとしての Blog というメディアの特性を最大限に生かすという意味でも、こうした一風変わった検索エンジンを使用してみるのも面白いのではないでしょうか。